イデア・インスティテュートではさまざまな翻訳物を制作しており、その際に気を付けなければならないことはたくさんありますが、ここでは世界各国語の文章の長さについて焦点を当ててみたいと思います。
取扱説明書などの紙の制作物においては、そのスペースが限られています。弊社の制作工程としてまず日本語を作成して英訳したのち、その英語から世界各国語へ翻訳するという流れで進めていくわけですが、日本語と英語の制作段階ではうまい具合にスペースに収まっていたものが、各国語に翻訳した途端、紙面をオーバーしてしまい入りきらなくなってしまうといったこともよく起こります。この問題を避けるためには、日本語の制作時点から各国語のスペースのことをあらかじめ考えておく必要があります。
それでは具体的にどのぐらい長さが異なるのでしょうか。
まず日本語と英語の長さの比較ですが、この両者間ではそれほどの差異はありません(もちろん文章の内容によっても左右されます)。
次に具体例(日本語、英語、フランス語、ロシア語)を挙げてみます。
上記を見れば一目瞭然ですが、同じ内容を記載する場合でもそれぞれの言語で長さが異なることがわかります。一文でこの差が出るわけですから、文章があればあるほどその分スペースも消費していき、最終的には紙面に収まらないというケースが発生してしまいます。
一般的に英語よりも短くなる言語はほとんどありませんので、さまざまな言語の文書を制作する際には、スペースのことも考えて制作に取りかかるとよいでしょう。
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