InDesignでタイ語の声調記号を正しく表示させるには

まずはタイ文字のサンプルをご覧ください。丸く囲んだ部分、これが「声調記号」と呼ばれる部分です。

声調記号とは、一つの音節を発音中に音の高さが変わることを表す記号です。

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同じ「マー」という音でも、「マー」と発音する間に音が上がったり下がったりすることで、動詞の「来る」の意味になったり、名詞の「馬」の意味になったりします。

日本語の「はし」(端、箸、橋)なども音の高低によって意味が変わりますが、日本語には声調記号がありません。

つづいて、声調記号が誤って表示された例をご覧ください。
(InDesign CS5.5英語版での制作例)

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丸で囲んだ部分の声調記号が、下の文字(母音)と重なって読みにくくなっています。

これは、InDesignのParagraph Style Optionsで、Justification>ComposerがAdobe Paragraph Composerになっていることが原因です。InDesignのME版に装備されているAdobe World-Ready Paragraph Composerを選択すると、正しく表示できるようになります。

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また、この設定を選ぶことによりInDesign CS5.5ME版ではタイ語の改行位置もほぼ正しく修正してくれるようです。タイ語は単語と単語の間にスペースがないため、知識のあるオペレーターでないと改行が難しいのですが、CS5.5はある程度自動で手助けをしてくれます。
ただし、外来語などは正しく区切れないようです。

赤字で囲んだ部分は、それぞれ”application”、”download”にあたるタイ語ですが、外来語のため単語の途中で改行されてしまっています。この場合は、やはりタイ語の分かるオペレーターが作業するのが確実です。

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イデア・インスティテュートでは、タイ語のDTPについて十年以上の実績があり、様々な自動化ツール(改行位置、索引生成)等も自社開発しています。タイ語が正しく表示されているかどうかは、知識がないとチェックしにくいものです。弊社では社内にタイ語の分かる者も常駐していますので、InDesignデータに限らず、HTML、イラスト、Excel、パワーポイント等でのタイ語翻訳にお困りでしたらご相談ください。

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