いよいよ来週7/26からオリンピックが始まりますね!
毎日ニュースでオリンピックに関連する話題が流れてくるとついつい目を止めてしまいます。
今回の開催地はフランス・パリ。パリでのオリンピックは1900年、1924年に続いて今回で3回目です。今大会では32競技329種目が実施されます。
競技はもちろんなのですが、今回のパリオリンピックで個人的に注目しているのは開会式です。今回はスタジアム内ではなく、セーヌ川沿いを中心に行われるそうで、各国の代表選手団はボートに乗ってアスリートパレードを行うとのことです。また、一部エリアを除いて誰でも無料で開会式を観ることができるというのもとても素晴らしい試みだと思いました。
いつもの行進のパレードも華やかで見応えがありますが、パリの街並みを背景にした開会式はどんな風になるのか今からとても楽しみです。
イデア・インスティテュートでは、1997年から毎年日本の文化を伝えるための絵本を発行していますが、2019年に『ピエール・ド・クーベルタン 世界と日本の近代』という絵本を発行しました。これは『嘉納治五郎』、『人見絹枝』と続いたオリンピックの絵本三部作の完結編として近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタン男爵の生涯と彼が生きた時代および日本との繋がりについて紹介した絵本です。タイトルだけを見るとあまり日本文化には関わりのない絵本かと思われるかもしれませんが、実は深い関わりがあるのです。クーベルタンは嘉納治五郎のスポーツを通して心身を鍛えるという教育の思想に強く共感し、嘉納治五郎をIOCメンバーとして任命しました。また、クーベルタンの母国フランスでは当時、日本文化が「ジャポニスム」と呼ばれ大変もてはやされていたのです。
クーベルタンは近代オリンピックの父と呼ばれ、古代オリンピックを復興させ現在のオリンピックの基礎を築いた立役者です。第1回は1896年、オリンピック発祥の国であるギリシャの首都アテネで開催され、第2回は1900年に彼の故郷であるフランス・パリで開催されました。最初のうちは参加国や競技の数も少なく小規模だったものの、スポーツを通して世界を繋いだ彼の功績は計り知れないものであることは言うまでもありません。
私たちがこうして今年もオリンピックを楽しむことができるのもクーベルタンのおかげです。
時差があるのでなかなかリアルタイムで観るのは難しいかもしれませんが、睡眠不足覚悟で様々な競技を観戦したいと思います。
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