日本ではあまり知られていない?ドイツのおいしい食べ物

ドイツの食べ物というと何を思い浮かべますか?
ソーセージやザワークラウト、それからプレッツェルなども有名ですね。大学でドイツ学を専攻していた頃、ドイツ人の友人がよくドイツのおいしい食べ物を教えてくれました。今回は、その中からいくつか皆さんにご紹介します。

まず1つめは「シュペッツレ(Spätzle)」です。
シュペッツレは主にドイツやオーストリア地域の郷土料理で、パスタのようなものです。小麦粉、卵、水、塩、ハーブなどを混ぜ合わせた生地を茹で、煮込み料理に添えたりチーズをかけたりして食べます。一番の特徴とも言えるのは、1~2センチくらいのぐにゃっとしたその形状でしょうか。穴のたくさん開いた大根おろし器のような器具に生地を通しながらぽたぽたとお湯に落とすため、この形状になります。本場ではシュペッツレ専用の器具がありますが、私は大根おろし器を代用してシュペッツレを作り、よくチキン煮込みに添えて食べています。

シュペッツレ(Spätzle)

食事の次は甘いものもご紹介しましょう。お米を牛乳と砂糖で甘く煮て、さらにシナモンやバニラエッセンスなどで風味付けをする「ミルヒライス(Milchreis)」も、くせになるおいしさです。ドイツでは家庭によってバリエーションがあり、インスタントも売っています。正直に言うと、最初はお米にそんな味付けをするなんて…と思っていたのですが、気付けばすっかりはまってしまい、ドイツに留学中の友人たちに「お土産にインスタントのミルヒライス買ってきて!」とよくリクエストしたものでした。シュペッツレに比べ、好き嫌いは分かれそうではありますね。

牛乳で甘く煮るという点では、オートミールにもドイツ流の食べ方があり、私は今でもドイツ人の友人に教わったその食べ方が好きです。鍋で煮るのは手間なので、代わりに牛乳とハチミツをかけたオートミールを電子レンジで温めます。そこにすりおろした人参をたっぷりかけ、お好みでレーズンやナッツを入れる、というものです。甘くてもったりしたオートミールに人参のさっぱりした食感が合っておいしいですよ。

なかなか海外に行けない今、自宅で異国を感じるのもよいですね。とは言っても、早く本場のドイツでおいしい料理を楽しめる日が待ち遠しいです。

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