世界の休日(韓国編)

ハングルの日

お隣の国、韓国には日本にない珍しい休日があります。

そのうちの一つ、「ハングルの日」(10月9日)。ハングルはご存知のとおり韓国語を表記する文字のことを指し、15世紀に世宗大王という王様と学者によって人工的に作られた世界的にも珍しい歴史を持つ文字です。韓国では「偉大な(ハン)文字(クル)」であるハングルに誇りを持っていて、現在までの盛んな国語運動により、ハングルへの国民意識は相当高いといえます。

一昔前には珍しくなかった漢字表記も今では新聞のヘッドラインにようやく見る、というくらい少なくなっています。韓国へ行ったことがある方なら体験したことがあると思いますが、街中ハングルであふれています。もっとも最近は若者の漢字離れが激しすぎて逆に問題になっているようですが…

そんな「ハングルの日」は1970年に祝日設定されました。1990年から2012年まで公休日縮小の一環で一時期祝日ではありませんでしたが、2013年に再び祝日として復活しました。

世宗大王やハングルをテーマにした小説やドラマもあり、ハングルの日前後には記念日イベントも多く開催され、国民の関心の高さが窺えます。

日本語にもかな(ひらがな、カタカナ)がありますが、成り立ちがはっきりしていないので、「かなの日」という祝日が成立するのは難しそうです。

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