Che ne dici di un viaggio in Italia?(イタリア旅行はいかが?)

2024年の暮れから東京(羽田)-ミラノの新しい直行便が新規就航したそうです。
深夜1時頃に出発して到着は朝9時頃です。
このニュースを見て、ずいぶん前に行ったイタリア旅行のことを思い出しました。

これまでの直行便といえば、日本をお昼過ぎに出発してイタリア(ローマまたはミラノ)には夜到着。さらに国内線に乗り継ぎ、地方都市へ行くと現地到着は深夜になります。

私は添乗員さん付きのパックツアーで周遊旅行したあと、何度か個人手配(航空券+宿泊)でも旅行しています。その旅行の到着初日の困ったエピソードを3つご紹介します。


#1:ローマの駅

2度目の旅行ではテルミニ駅前のホテルを予約し、ローマ・フィウミチーノ空港からの移動手段は鉄道(ローカル線)にしました。
ホーム手前の券売機に入れたコインが返却口から戻ってきてしまい、何度やっても切符が買えません。最終電車の出発が迫ってきてパニック寸前のところ、偶然通りかかった日本人カップルの助けでなんとか予定の電車に乗れました。乗車後も行先が大丈夫か心配でたまりませんでした。

#2:フィレンツェのホテル

イタリア中部の旅では、フィレンツェ・ペレトラ空港からホテルへの送迎サービスを予約しました。
ところが到着したホテルのフロントで、ダブルブッキングですでに満室と言われ、別の建物に泊まって朝食だけホテルに来るよう指示されました。
その指示された部屋というのが、ホテルから出て車道を渡った、はす向かいにある建物の3階で、なんと開業前のホテルの一室でした。
ロビー階や部屋までの廊下はまだ内装工事中。恐る恐る部屋に入ると、室内は新しくて広かったので、ひどい扱いだけど少し得したかのような、何とも言えない体験でした。

#3:パレルモのホテル

シチリア旅行のときも送迎サービスを使い、パレルモ空港から市内の小さなホテルに着いたのは深夜0時頃。チェックインを頼むと、「そんな予約は入っていない」と言われてびっくり!長旅で疲れた状態でやっとたどり着いたのに。
フロントにはおじさん一人で、「無いものは無い」みたいな態度です。
旅行会社の書類に現地で困ったときのための電話番号が記載してあったので、ロビーからかけると、出てくれたのはイタリア在住の日本人女性でした。その方にフロントのおじさんとイタリア語で交渉してもらい、なんとか解決。
どうやらアナログな予約管理の手違いが原因だったようですが、過去にはマフィアの存在で知られた街でもあるシチリア自治州の州都パレルモで、あやうく途方に暮れるところでした。



そんな思わぬトラブルの数々も無事に帰国してしまえばちょっとした土産話です。
ちなみに、#3のあとはシチリア島南部のアグリジェントでギリシアの大遺跡から地中海を眺め、映画『グラン・ブルー』が撮影されたリゾート地タオルミーナで街や海辺を散策し、『走れメロス』の舞台と言われるシラクーサでパピルス紙のお土産品を買うなどして、特に印象深い旅行の一つになりました。

手配や移動のシステムもどんどん変化していますので、今なら便利で快適な旅行になることが期待できますね。

2025年3月24日から、偽造・変造対策を大幅に強化した「2025年旅券」の発行が始まったそうです。
新しいパスポートと明るい時間に到着する直行便。
2025年は次の旅行計画を立ててみるのによい年かもしれません。

◆ミラノ直行便就航ANA:

あたらしい空、はじまる。ストックホルム 2025.01.31 ミラノ 2024.12.03 イスタンブール 2025.02.12|ANA

◆外務省2025年旅券情報:

https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pagew_000001_01253.html

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