見守りカメラを導入してみました

昨年父が亡くなり、現在は、高齢な母親の介護をしていますが、長年介護をしていて困ったことの一つに「連絡が取れない」がありました。今回は、そうした状況を改善すべく昨年導入した見守りカメラについて紹介したいと思います。

そもそもなぜ導入しようと思ったのか?

ことの発端は、一昨年のできごと。当時はまだ父も存命でしたが、至急確認したいことがあって実家に電話をしたところ、呼び出しても父も母も電話に出ないのです。お昼休みに改めてかけてみても、仕事が終わって夕方にかけても、夜の9:00頃になっても電話に出ることはなく、さすがに「何かあったのでは?」とやや焦って、結局、自分の家には帰らず、直接確認すべく、実家に向かうこととなりました。

顛末がどうだったかというと、なんのことはありません。寝室でスヤスヤとのんきに二人とも熟睡していました(笑)。

滞在5分。声をかけることもなく、穏やかな表情で眠りこける両親の顔を尻目に、そそくさと玄関の扉を閉め、東京に舞い戻ったのでした。

後日聞いてみたところ、散歩から帰って単に疲れて眠りこんでいただけとのこと。

当時はまだ父が存命だったこともあり、両親のどちらかに万一何かあったとしても、どちらかが対応できるのであまり深く考えていなかったのですが、昨年、父が亡くなった後、同じように連絡が取れないために母親の様子を見にいく羽目になり、「これはなにか考えないとダメだな」と、監視カメラ導入を考えるようになったのが経緯です。

インターネットで安否確認

導入したのは遠隔地のリアルタイムの映像を見たり録画できたりする監視カメラ。調べてみると、「見守りカメラ」とも呼ばれているようで、選択肢がいろいろある中で、見守りカメラを2台購入。1台はリビングに、もう1台は寝室に設置しました。

こういった製品を使うのは初めてだったのですが、技術の進化はすごいもので、専用のクラウドと連動したスマホのアプリで、インターネット経由でリアルタイム映像をいつでも見ることができる。スワイプ操作でカメラのアングルを出先から動かせるほか、動体検知機能などもあります(通知が頻繁に来るのでオフにしていますが…)。赤外線の暗視モードも搭載していて、さらにはカメラにマイクとスピーカーが内蔵されているので、例えば災害時に呼び掛ける、あるいは双方向に話をすることも可能。そういえば、3.11の災害の際には電話がパンクして連絡が取れないことがありましたが、これならインターネットさえ落ちていなければ連絡手段としても使えるわけです。高齢者の見守りだけでなく、一人暮らしでペットを飼っている人も安心かもしれません。

さらなる目標は遠隔操作のためのスマートホーム化

見守りカメラの導入で味をしめて、現在は、SwitchBotの製品を使ってのスマートホーム化も進行中。とりあえずは、つけっぱなしのテレビの電源をオン/オフする、夏場に熱中症予防のために外部から強制的にエアコンの電源を入れるなども遠隔操作でできるようになっています。また機会があれば紹介したいと思います。

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございます。

株式会社イデア・インスティテュートでは、世界各国語(80カ国語以上)の翻訳、編集を中心に
企画・デザイン、通訳等の業務を行っています。

翻訳のご依頼、お問わせはフォームよりお願いいたします。
お急ぎの場合は03-3446-8660までご連絡ください。