マケドニア料理「ムサカ」のご紹介

昨今はコロナ渦で外食する機会も減ってしまったと思いますが、たまには変わった料理も食べたくなりますよね。そんな方のために、今日は「ムサカ」をご紹介しようと思います。

「ムサカ」に私が出会ったのは20歳の冬、大学の短期語学留学でカナダ・トロントを訪れたときのこと。ホームステイ先のホストマザーが、若いころにマケドニアからカナダに移住してきた方でした。1か月お世話になったお礼にお好み焼きを作ってふるまったところ、そのお返しにと教えてくれたマケドニア料理がこの「ムサカ」でした。ラザニアシートの代わりにジャガイモとナスを使ったラザニアのような料理、といえばイメージしやすいでしょうか。料理サイトではしばしばギリシャ料理として紹介されています。

※マケドニアの現在の国名は「北マケドニア共和国」。国名が時代とともに変わっているのですが、ホストマザーがいつ頃移住したのか分からないのでこのブログ内では「マケドニア」と呼びます。

これから紹介するレシピの特徴は、卵と牛乳を使うこと!料理サイトにムサカのレシピはたくさん載っていますが、多くはベシャメルソースを使っていて、卵と牛乳を使ったレシピは少数派です。軽めの仕上がりにしたいときは卵と牛乳のムサカ、濃厚な味わいの気分の時はベシャメルソース版、と作り分けるのもいいですね。

では作り方をご説明します。

材料

・ジャガイモ2個(皮をむいて5mmくらいの輪切りにする)
・ナス2本(1cmくらいの輪切りにする)
・牛乳100cc ・卵1個 ・牛ひき肉250g ・ホールトマト200g(カットでも丸ごとタイプでもOK)
・★塩・胡椒・ナツメグ・クローブ

作り方

  1. 油をひいたフライパンでナスに焼き目をつける。完全に火が通っていなくてよい。フライパンからナスを取り出しておく。
  2. 次にミートソースを作る。フライパンで牛ひき肉を炒める。大体火が通ったら★の調味料で少し濃い目に味つけをする。ホールトマトを加えて、軽く煮込む(水気を飛ばしすぎないように!)。フライパンから取り出しておく。
  3. フライパンにジャガイモを半量敷き詰め、その上にナスを半量並べる。その上に2で作成したミートソースを半量かける。
  4. 3の上に再度、残りのジャガイモ、ナス、ミートソースを重ねる。
  5. 4のフライパンを中火にかけ、水を具材の半分の高さくらいまで入れて蓋をする。ジャガイモに火が通るまで煮る。(ジャガイモに火が通る前に水気がなくなってしまいそうだったら、水を足してください。ジャガイモに火が通った後も水が多く残っていたら、蓋をとって水気を飛ばしてください。)
  6. 別の容器に卵を割りほぐし、牛乳と混ぜ合わせる。
  7. 6を5のフライパンに回し入れる。蓋をして卵が固まるまで蒸し焼きにしたら、出来上がり。

 

材料や分量・手順は厳密にレシピ通りでなくてもおいしく作れます。ぜひお試しください!

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございます。

株式会社イデア・インスティテュートでは、世界各国語(80カ国語以上)の翻訳、編集を中心に
企画・デザイン、通訳等の業務を行っています。

翻訳のご依頼、お問わせはフォームよりお願いいたします。
お急ぎの場合は03-3446-8660までご連絡ください。