
2024年3月15日の弊社のブログ「ほっとひと息 給湯室短歌」を執筆した社員から、短歌のバトンを引き継ぎました。
今回は、「会社のエレベーター短歌」に挑戦してみます。
短歌のバトンのお話をいただいてから、色々なところに意識を巡らせてエレベーターに乗ってみました。視覚情報、上がったり下がったりする身体感覚、一人で乗る時と大人数で乗る時の違いなど、普段無意識に行っている動作にこんなにも短歌の種があるのだなあと感じました。みなさんの日常と照らしながら読んでいただけると嬉しいです。
エレベーター短歌①
階段を使った方が健康にいいと知ってはいるのだけれど。
私は運動不足解消のために、ひとりの時はなるべく階段を使うようにしています。でもたまにさぼります。
エレベーター短歌②
気の利いた言葉を何か言いたくて、言いたくて、言いたくて、3階
弊社は今年の5月に事務所の移転を行い、現在は社員全員が5階でお仕事をしています。この短歌は、移転前に3階でお仕事をしていた時に作ったものです。誰かと同乗したとき何かしら話したいと思うのですが、エレベーターに乗っている時間は短く、私はあまりちゃんと話せません。咄嗟に話題が出せる方はすごいなあと思いますし、話しかけてもらえるととても元気が出ます。
エレベーター短歌③
エレベーターで偶然会ったあの人に教えてもらうさくらの開花
エレベーターって、普段の業務ではなかなか話す機会のない社員とも話せる場所ですよね。自分の目で見て知っていた桜の開花も、偶然会った人から聞くとまた違った嬉しさがありました。ふわりと桜の香りがした気がしました。
エレベーター短歌④
階数の表示はみんなに見守られ、気まぐれなんか起こせはしない
エレベーターに乗っている時って、なぜか階数の表示をずっと見つめてしまいませんか。数人で乗っている際にふと周りを見回したら、みんなが黙って同じ場所を見上げていてなんだか面白かったです。人間ならそんなに見つめられたら困ってしまいそうですが、エレベーターは今日も律儀に動いてくれています。
エレベーター短歌⑤
ふうわりとエレベーターは着地して私も仕事の翼をたたむ
エレベーターが1階に着く時のあの感覚を、日常の他の場面で感じることはなかなかない気がします。今回は「ふうわり」と表現してみましたが、みなさんならあの感覚をどう表現しますか?
いかがでしたでしょうか。今回は会社のエレベーターにまつわる短歌を5首作ってみました。みなさんも会社の日常の出来事や習慣から詩歌の種を見つけてみてください。きっといつものオフィスが少し違って見えるはずです。
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