観光情報サイトの多言語版制作

イデア・インスティテュートでは昨年度と今年度、青森県及び公益社団法人青森県観光国際交流機構が運営している観光情報サイト「Amazing AOMORI」の英語版繁体字中国語版簡体字中国語版韓国語版の制作に携わっています。

コロナ禍も落ち着きインバウンド需要が回復しつつあるなか、日本政府観光局(JNTO)や各地方自治体は、インバウンド・ツーリズム(外国⼈の訪⽇旅⾏)のプロモーションやマーケティングを盛んに⾏っています。外国人に日本各地の魅力をより効果的に伝えるため、それぞれの国の人の興味に合わせたコンテンツ制作が求められることも増えています。
実際に今回のプロジェクトでは、外国の方々に青森を旅行するなら何をしたいかアンケートとったり、興味のある特集記事のテーマを選んでもらったりするところから始めました。そうしてテーマを選んだ特集記事は、ネイティブスピーカーの社員や登録翻訳者の方が、独自の視点を交えながら執筆してくれています。

またこのプロジェクトでは、年に一度、実際に外国人のライターに現地を旅行してもらい、その旅行記(Travelogue)をサイトに掲載するというものもあります。私はこのプロジェクトの担当者として、通常の翻訳業務とは異なった、いわゆる旅行代理店のような業務も行うことになりました。まずライターやクライアントからの要望に沿って大まかな日程や行き先を決め、航空券や宿泊先の手配をしておいてから、細かな行程を組み立てます。施設やレストランなどの休業日・営業時間はもちろんのこと、おおよその滞在時間、移動手段、移動所要時間、電車やバスの時刻表など細かく調べ、検討を重ね、行程を一通り組み上げ、さらには施設への取材アポ取りも行います。実際の取材には私も同行しました。

取材を通して実感したのは、興味を持つ対象にもお国柄が表れるということです。もちろん個人差はあると思いますが、今回執筆していただいたライターに関しては、英語の方は自然の中でのアクティビティ、中国語の方はショッピング、韓国語の方はアートなどに特に興味を持たれたようで、書いていただいた記事にもそれが表れており、青森の魅力がそれぞれの国の読者によりダイレクトに伝わる、とても素敵な旅行記になったと思います。ご興味のある方は、こちらのページ(英語中国語繁体字中国語簡体字韓国語)にあるTravelogueをぜひご覧になってみてください。

今回は各国語での記事の執筆や現地取材など、通常の翻訳とは異なる業務に携わることになりましたが、今後もクライアントの様々な要望に的確に対応していけるよう、新しいことにもどんどん挑戦していきたいと思います。

最後まで記事をご覧いただき、ありがとうございます。

株式会社イデア・インスティテュートでは、世界各国語(80カ国語以上)の翻訳、編集を中心に
企画・デザイン、通訳等の業務を行っています。

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