ソウル国際ブックフェアに行ってきました

イデアでは翻訳事業に加え、オリジナル絵本や英語教材など、出版事業にも力を入れています。(オンラインサイトはこちら
その一環として、先日ソウル国際ブックフェアを視察してきました。

ソウル国際ブックフェア(Seoul International Book Fair)は1954年から続く韓国最大の本の祭典で、今年2026年は6月24日から28日までの5日間、ソウルの江南区にあるCOEXで開催され、約16万人もの人が訪れました。
チケットはオンラインサイト「NAVER予約」を通して販売されました。一般販売の開始が6月13日と開催直前だったうえ、昨年は会期前に完売したと聞いていたため、飛行機もホテルも取ったのに肝心のブックフェアのチケットが取れなかったらどうしようと不安でしたが、無事に購入することができました。

この人気の背景には、ここ数年韓国で広がっている「텍스트힙」(テキストヒップ)という、読書など本が身近にあるライフスタイルをヒップでかっこいいと捉えるトレンドがあります。入場は受付で電子チケットを提示し、リストバンドを受け取る形式でしたが、この受付でも30分ほど並ぶ大盛況ぶりで、韓国での、特に若年層のこのイベントへの関心の高さが伺えました。

会場内もなかなか前に進めないほど人が溢れていましたが、事前に調べた気になる出版社を中心に、ブースを見て回りました。
韓国の伝統的な紙である韓紙で作られた本や、韓国の伝統文化・伝統家屋を紹介するような韓国ならではの本、じゃばら折りになっていたり装丁の美しさが目を引くような本、今回のブックフェアで初めてお披露目された新刊など、印象に残った本も何冊か購入しました。本の内容はもちろん、素材や綴じ方、見せ方まで含めてその本独自の世界観をつくっているものも多く、完成度の高さに刺激を受けました。
さらに、各出版社はグッズやノベルティーにも力を入れており、私も「読書中」と書かれたマグネットや、本の一節が印刷された紙を選んでオリジナルのキーリングを作れるノベルティーをもらいました。他にもブースのデザインやテーマにも工夫を凝らしている出版社が多く、本を購入するだけではなく、空間や雰囲気そのものを楽しむことができました。

また、大手出版社だけでなく、小規模出版社や個人の作家の方も多く出展しており、作品について直接話を聞いたり、作家の方にサインをもらったり、現地で人気を集めているブースの雰囲気を肌で感じたりと、対面イベントだからこそ得られる発見もたくさんありました。

今回の視察は出張ではありましたが、もともと韓国語の美しさや韓国の本の装丁に魅了され、定期的に購入していた私にとって、夢のようなイベントでした。
同時に、本を手に取る楽しさや、読者の心を動かす本の素晴らしさを改めて感じる機会にもなりました。今回得た刺激や学びを、今後のイデアの出版事業にも活かしていきたいと思います。

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